自動車登録の際には添付の書類を付けますが、もし不備があると、わざわざ運輸局に行っているのに、当日受け付けられず、後日になってしまうこともあります。そこでここでは、所有者変更による移転登録を申請する前に注意する点をいくつかお伝えします。
印鑑証明書に記載された住所と車検証の住所が違うケース
印鑑証明書の住所と車検証の住所は一致していなければなりません。
異なるケースとしては、車の前の所有者の方が車を購入してから、住所を変更している場合がたまにあります。 その場合は通常、その前所有者の方が車検証の所有者欄の住所の変更の届けをする必要がありますが、まれに引っ越し等の忙しさから忘れる場合があります。
同一の市町村で、車庫も変わらないような引っ越した場合は特に注意が必要です。車検証の住所の変更を忘れがちになります。
住民票や印鑑証明書はいろんな場面で必要になるので、変更される可能性は高いのですが、車検証についても、手間ではありますが、是非変更の手続きを忘れすにしましょう。
もし、印鑑証明書と車検証の住所が異なっている場合は前の所有者が旧の住所から(車検証の住所から)新の住所(印鑑証明書の住所)に住所移転していることがわかる、旧の住所と新の住所記載された住民票が必要となることを忘れないでください。
印鑑証明書の印鑑と譲渡証明書の印鑑が違う場合
印鑑の関連で注意が必要なこととしては、印鑑証明書の印鑑と譲渡証明書に押印された旧所有者の印鑑が異なることが、まれにあると言うことです。
通常は印鑑証書の印鑑で押印されているということは、間違えなく本人が譲渡することを承諾して押していますよとの意思表示な訳ですが、まれに銀行印と印鑑証明書の印鑑が似ていて間違って実印でない印鑑で押印してしまう場合があるので注意が必要です。
運輸局の事務の方に「いや間違えなく本人が押している」と言っても一切通じません。出直しとなります。
旧所有者の方が近くなら数日後には、再申請できるかも知れませんが、遠い方だと1週間以上掛かるかもしれませんし、折角取った印鑑証明書の3ヶ月の期限が切れてしまう可能性も秘めています。
旧所有者の方から譲渡証明書、印鑑証明書を受け取ったら必ず、印鑑証明書の印鑑と同じ印鑑が押印されているか確認しましょう。
あと上部に型式、車体番号を記載する部分がありますが、間違った場合は旧所有者の訂正印が必要ですので注意して記載してください。
当事務所では、ほとんどの場合未記載で依頼を受けますので、記載する時は緊張して毎回記載しています。
まとめです。
今回は所有者変更の変更登記の注意点について
チェックポイントとしては車検証の住所と印鑑証明書の住所は同じか
印鑑証明書の印鑑と譲渡証明書の印鑑は同じかに絞ってお伝えしました。
ご参考になれば幸いです。