大丈夫!保管場所配置図の書き方
車庫証明の申請に必要な添付書類として警察署のホームページからダウンロードした場合にA4一枚に所在図記載欄と配置図記載欄があります。
所在図はネットからダウンロードした地図を添付しそれに替えることができますが
配置図については寸法などを記載しなければならないことからある程度の作業が必要です。
とは言え、記載例に基づき作成すればそんなに手間の掛かるものではありません。
今回はこれより、右側の配置図記載欄の説明をしてまいりましょう。
1.配置図ってどんなもの
配置図とは、車庫の位置を明確化し、当該車両が駐車できるスペースがあることを証明する為の図面になります。要は保管場所として問題ありませんということを示す図面です。
上記の画像は、警視庁のホームページからダウンロードすることのできる配置図の記載例となります。上が自宅の場合、下が月極駐車場の場合の記載例となります。
そんなに細かい図面ではありませんが、それぞれの寸法を記載していく必要があります。
最低限記載が必要な寸法の項目は下記になります。
①駐車スペースの縦幅、横幅の寸法(記載例では、縦〇m×横〇m)
車庫の縦・横の寸法が車検証の車の縦・横の寸法より大きくなければなりません。
②駐車場出入り口の寸法(記載例では〇m)
③隣接する道路の幅員(記載例では〇m)
尚、駐車場が屋内にある場合や機械式の場合には、地上から天井までの高さを記載しておきましょう。
もし月極駐車場のような駐車場に番号等が割り振られている場合とかは、その番号を記載してマーカーなどで該当する駐車スペースを記しておきましょう。
2.配置図の作成手順について
配置図をどのように作成するのかを説明していきましょう。
今回は図面作成の際の、一般的的な手順を記しております。もっと他の方法もあるかと思いますのでやり易い方法で作成してみてください。
配置図は手書きでの作成となります。
①駐車場の配置図の下書き
②寸法の測定
③清書
①駐車場の配置図の下書き
ざっくりと駐車場の位置、隣家、道路などをフリーハンドで書いてみる。
②寸法の測定
可能ならばメジャー等で測定するのがよいのですが、実際それほどきちっとした寸法が求められている訳では無く、結局のところ当該車両が駐車できる十分なスペースだと証明できれば問題はありません。
③清書
いきなり清書でもかまいませんが、下書き、清書の方が見やすいものとなりますのでこの手順としました。尚、定規で仕上げるかどうかは、わかりやすい図ということを目的とし、フリーハンドでも十分にわかりやすければ、それでよろしいです。
上の画像は、手書きで例として作成した図面となります。図面としてはこの程度で問題ありません。
3.マンション等の駐車場のケース
マンション内の駐車場についても、上記の記載例、自宅の場合の記載例を参考として配置図を作成します。
マンション・アパートの場合、大家さん・管理人・理事長等々が所在図・配置図を持っていることがあります。使用許諾書を依頼する際に併せて、所在図・配置図について確認することをお薦めします。使用許諾書については「これで大丈夫!奈良県の保管場所使用承諾証明書の書き方について」を参照してください。
気を付けなければならない点として、大家さん・管理人・理事長等々から入手した所在図・配置図に寸法、駐車番号が記載されていない場合、警察署で受けてもらえないことがありますので、事前に寸法等が記載されているかどうかの確認を忘れずに行ってください。
また、立体駐車場はご自身で、配置図を作成することは難しいので、管理会社等から入手した方が良いと思います。
まとめです。
以上で配置図の作成方法についての説明は終了です。
お付き合いいただきありがとうございました。
そんなに配置図の作成自体むずかしくないなと感じられたのではないでしょうか。
自分で作成する意欲があるならば、図面を作成依頼する費用が掛かりませんので挑戦されるのもいいのではないでしょうか