保管場所所在図の書き方はこれで大丈夫!
車庫証明の申請に、「保管場所所在図・配置図」を添付する必要があります。
保管場所所在図、配置図と「図」という表現がありますので、場合によっては「図」を書かなければならないことがあります。「図」はちょっと苦手という方も多いのではないでしょうか。それ以外の書類は記載例を参考に作成すればできなくものないですが、「図」はちょっととなるかもしれないですね。
ここでは、所在図の記載について説明していきます。配置図につきましては
大丈夫!保管場所配置図の書き方で詳細を記載していますので、そちらを
参考にしてみてください。
1.所在図って何?
所在図は、居住地と駐車場の距離を図で表したものです。
上の図は奈良県の警察署ホームページからダウンロードした所在図の書き方例となります。
車庫証明取得の要件として、自動車の使用の本拠の位置(居住地等)と保管場所(車庫)の距離が2Km以内であるとありました。つまり所在図はその距離が2km以内ですよと
疎明する為の図面となります。
所在図に使用の本拠の位置と車庫の位置を記し、それぞれを直線で結び、その距離を記載します。尚、目印となる建物、施設を記載すればより分かりやすくなりますね。
2.所在図作成の方法
次に、所在図を作成の方法を説明します。
所在図の作成する場合、
・手書きで書く場合
・別途地図を添付する場合とがあります。
2-1.手書きのケース
所在図は、手書きしたものを提出することができます。手書きで作図する場合は、使用の本拠の位置と車庫の位置の位置関係と距離がわかるように記載すればいいです。
上の画像は、ご参考までに手書きで作成したものです。
上記の様に、手書きでシンプルなもので要点が記載してあれば大丈夫です。
2-2.別途地図を作成するケース
手書きのでの作図は難しいなという場合は、別途に地図を印刷したものを添付することが可能です。その場合はGoogleやYahoo!で地図を検索し、印刷し添付することとなります。
別途地図を添付した場合も、同様に使用の本拠の位置と車庫の位置にわかりやすく印をつけるなどして、その距離を記入していきます。これは、手書き所在図と同じです。
3.距離の測り方について(ご参考)
どうしたら所在図が作成できるかを説明してきましたが、使用の本拠の位置と車庫の距離は
どう測るかの問題が残ります。
・グーグル地図、yahoo地図、Bing地図を使って距離を測定
グーグル地図、yahoo地図、Bing地図と地図ソフトが選べ、ありがたいことにそれぞれに距離をはかる機能がありますので、それを使って本拠の位置と駐車場の距離を測ることができます。
所在図のより詳しい内容は「車庫証明の所在図その2」 こちら を参照ください。
距離は道なりの距離ではなく、直線距離で2km以内かどうかを判断します。尚、住所を○○丁目○○番地○○号まで入力しても○○丁目までしか表示されない場合は、地図をじっくり見て確認して、本拠の位置、駐車場の位置を特定することになります。
距離を表示させた地図を印刷、それを添付して、警察署に提出します。
「所在図配置図」の左側の所在図記載欄に「別紙ご参照ください」と記載した方が親切ですので、記載をお薦めします。
4.所在図の記載を省略できるケース
配置図を省略できるケースはありませんが、所在図は例外的に記載を省略できるケースがあります。
それには、次の3項目に該当することが要件になります。
・自動車を買い替えた場合などで、自動車を単に入れ替えた場合
・自動車の使用の本拠の位置(居住地)と車庫の位置が、いずれも旧自動車と
変更がない場合
・申請の時点で旧自動車を保有している場合
(軽自動車の届出の場合は、届出日の15日以内に保有していればよい)
3ついずれにも該当したうえで、自動車保管場所証明申請書(同届出書)の「保管場所標章番号欄」に旧自動車の保管場所標章番号を記載することで、所在図を省略することができます。
このケースで所在図を添付するかしないかは、上記要件についての確認+旧自動車の保管場所標章番号を記載することの手間、と所在図を作成し添付することの手間を比較衡量してどうするか判断された方がよいのではないでしょうか